調剤室にてExcelで患者さんのデータなどを扱っている時に和暦で記載されている誕生日から年齢を算出したいときはありませんでしたか?
Excelの関数を使うと簡単に計算することが出来ちゃいます。
例えば上のような表を作ったとします。生年月日はわかっているのですがデータを一目見てわかりやすくするために年齢の項目を追加したいと考えました。
この場合どのような関数を使用すれば良いでしょうか。
それはズバリ DATEDIF関数です。
年齢を計算するセルに以下のような関数を入力してみましょう。
=DATEDIF(C2,TODAY(),”Y”)
すると上記のように年齢を算出することが出来ます。
DATEDIF関数は内容を簡単に説明したいと思います。この関数名はおそらくDate Differenceから来ているのではないかと思いますが日付を2つ指定してその差を求めることが出来ます。
=DATEDIF(開始日,終了日,単位)
関数は上記のような引数(カッコの中のデータ)を取ります。
開始日は今回の場合は年齢を求めたい誕生日です。今回は年号、月日も漢字で表記していますがそれ以外にも「S45.3.15」や「1970/3/15」といった表記でもOKです。
終了日については今回はTODAY()関数を使用して誕生日から今日までの日付の差を求めようとしている訳です。
引数の「単位」には、次のような値を指定します。
“Y”:期間内の満年数
“M”:期間内の満月数
“D”:期間内の日数
今回は年齢を求めたいので”Y”を使っていますが生まれてから今日まで何日かを求めたい場合には”D”を使うことになります。
Excel2007と2010ではDATEDIF関数は[関数の挿入]ボタンや関数ライブラリからは選択できないようです。セルに直接関数名を入力しセルや値を指定するようにしてください。新しいOfficeは持っていないので確認できていません…ゴメンナサイ。
入力した関数を下のセルにも入力した関数をコピーしてあげてください。このときフィルハンドルを上手につかうと簡単にできるのですがその説明はまた今度ということにしましょう。
それではよりいっそう薬局業務にExcelを役立てられるよう覚えておいてくださいね!